創作予備軍 / いつか書き上げたいネタ。
ネタ帳の中から引っ張り出した、そのうち書きたいお話の案。
案だけなら山ほどありますが、形になるのはいつのことやら。
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竜の守護者 #6
運動神経のいい姉、頭のいい妹。そんな双子がある日突然異世界に招かれた。
「……これは、何の冗談だ?」
「ねぇお姉ちゃん、これってドレス着る世界だよね、私たちも着れるかなー?」
途方にくれる姉と状況をつかめない妹二人を救ったのは、身体の一部に竜が泳ぐ『竜の守護者』と呼ばれる王宮精鋭部隊だった。
二人がこの世界に招かれた理由は一体なんなのか。
そして、彼女たちに想いを寄せる『竜の守護者』のメンバーは報われるのか!
言えることは、『すっごくベタなネタでごめんなさい』です。
異世界召喚ネタなんてもう使われすぎて面白味も何ともないのは分かってるんですが、この『竜の守護者』のメンバーがかなり独特で、好きなんです。
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#5 翼を抱く者
天才画家と呼ばれた祖父を持つ少女は、祖父の描き出すものが大好きだった。
そんなある日突然祖父は天へと旅立ってしまい、少女は悲しみを癒す間もなく祖父の所持する絵画全てという莫大な財産を抱え込むこととなった。
親族の遺産目当ての会話に嫌気が差した少女が思い出すのは、祖父の優しい笑顔と口癖だけ。
「この絵の二人は、本当にいるんだよ。亜梨依が寂しくなったら、この絵の前で呼んでごらん。出て来てって」
御伽噺のような祖父の言葉を、最後の思い出に実践してみよう……亜梨依は巨大なキャンバスの前に立った。
描かれているのは、白い羽の天使と、黒い羽の堕天使。
私の趣味如実に現れすぎ。羽モノも好きです、えぇ。
現代モノには、シリアスっぽい雰囲気で始まるラブコメが多いようです。これも、例に漏れず。
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魂の守人 #4
死者を招く国を統べるのは、美しき王。
王は辿り着いた死者の魂を選別し、美しきものには新たな輪廻の道を、また醜きものには裁きを与え、体内へと封印し浄化する。
死者の国の王は冷静で決して判断を誤らない『違えぬ者』だが、そんな彼にも唯一弱みとも言うべき大切なものがあった。
生涯ただ一人と定めた『人間』の伴侶だ。人とは生きる世界の違う死者の国の王であっても、その魂の美しさに誘惑を振り切れなかったのだと噂されながらも、彼はその魂を心から愛しんでいた。
しかし、あるときその魂の輝く波動が途絶えた。
死者の国の王は突然の異変に混乱し、己の国を飛び出した。途絶えた魂を手の中に取り戻すために。
ちょっとファンタジーの入り混じった現代もの。#3もそうですが、不思議現代物が好きです。
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#3 PETS
「どこで出会うか解らない、確かに稀少な種族の彼らですが、人型の時の身体構造や、獣型の時の骨格など、どこも違いはありません。
獣医さんになる人は、この先、出会うことがあるかもしれません。
慌てず騒がず、同じなんだという意識でもって、対応してくださいね。
慌てたり焦ったりすると、逆に彼らは人の感情の変化に敏感ですから、怯えて逃げてしまいます。何の心配もないんだということをしっかり自分にも、彼らにも言い聞かせて治療に臨んでください」
(『獣人』研究第一人者田端俊彦氏の講義より)
…という獣人研究で有名な田端獣医師さんの一人娘瞳ちゃんと、彼女を取り巻く獣人たちのお話。 |
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素敵なカレシ #2
偶然出会っただけなのに、これが本当に偶然だとは思えない。
引き寄せられて、捕らえられる。
相手は超一流の有名モデル。必然的に再会した彼はその笑みでまたしても自分を縛り付ける。
それでも、忘れられない過去の思い出は脳裏をよぎる。
「私はあの子に答えを聞かなくちゃ……」
シリアスな雰囲気にまとまってしまってますが実際はもっとラブコメ風味に書きたいな、と。
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#1 もっとずっとそばにいて。
幼馴染の遠くて近い距離。お互いを意識するかしないかは、紙一重。
近すぎて身動きの取れない状況が、何もかもを手遅れにする。
分かっていて何もしない彼と、分からずにもがき苦しむ彼女。お互いがお互いの気持ちを混乱させる。
卒業の迫る中、二人の選ぶ道はどこへ向かうのか。
とちょっとシリアスな雰囲気にまとまったこのネタ。
本当にシリアスになるかどうかはまた別の話。
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